こんにちは。突然ですが、あなたは肉離れの経験がありますか?珍しい怪我ではないので、激しいスポーツをしている人なら何度か肉離れを起こしたことがあるのではないでしょうか?肉離れってすごく痛いんですよね。なぜ人は肉離れを起こしてしまうのでしょうか?実は肉離れになるのには原因があり、予防をしっかりとしておけば頻繁に起こるものではありません。この記事では、肉離れが起きるメカニズム、また肉離れしたときの対処法をお話しします。
肉離れの症状
肉離れとは、伸びていた筋肉が急激に収縮することで、それに対応しきれなかった筋肉が断裂してしまうことをさします。また、収縮していた筋肉がいきなり伸びる時にも起こります。肉離れを起こすと強い痛みがあり、一時的に歩行が困難になる場合もあります。通常は部分的に切れることが多いのですが、完全に筋肉が切れてしまうこともあり、その場合は手術を受けなければいけません。
肉離れの原因
急激な動き
ジャンプからの着地や寒い環境の中でいきなり動いたりすると筋肉がそれに対応できず肉離れを起こしてしまいます。”急に”というのがポイントで、ゆっくりな動作で同じことをしたら問題ない場合がほとんどです。特にあまり使わない部分の筋肉に負担をかけると、肉離れを起こします。
筋肉の柔軟性が低い
筋肉の柔軟性が低くなると、肉離れを起こしやすくなります。柔軟性は日々のストレッチや体操で高めることができるので、時間をかければ改善できます。年齢を重ねてくるとどうしても筋肉が硬くなってきやすいので、注意が必要です。また、日頃から運動をしている方は適度に筋肉が動かされているので柔軟性が保たれやすい傾向にあります。特に普段から運動不足を自覚している方は十分に気を付けてスポーツをしてくださいね。
肉離れを起こしやすい部位
ハムストリングス(太ももの裏)
ハムストリングスは肉離れを起こしやすい部位です。例えばダッシュをする時、ハムストリングスは一時的に収縮するのですが、スタートを切った瞬間いきなり筋肉が伸びます。体に予期していなかった力が加わり、その力に負けた筋肉がちぎれてしまうのです。ハムストリングスを痛めた場合、通常の歩行が困難になります。
ふくらはぎ
ふくらはぎは日常生活でもよく使われる部位です。運動するときもこのふくらはぎの筋肉をよく動かすので、必然的に肉離れが起こりやすくなります。ふくらはぎの肉離れを起こしてしまうと厄介で、地面に足をつけるだけでも激痛が走ります。また、毎日の歩行で必ず使うので、包帯やテーピングなどできちんと固定をしないと治るのに時間がかかります。また、ふくらはぎは再発が多い部位ですが、しっかりとした治療で筋肉を修復させ、柔軟性高めることでかなりの確率で再発を予防することができます。
肉離れの予防法
肉離れの一番の原因である、”急激な動き”をしないように、運動前にはしっかりとストレッチをしてください。体育の授業の前やスポーツをする前に口酸っぱく準備体操を促されるのも、肉離れの予防のためです。「ストレッチに意味があるの?」と思ってしまいがちですが、準備体操をするかしないかでスポーツ中の怪我のリスクを大幅に軽減させることができます。また、軽視されやすいのですが、運動後のクールダウンはとても大事なので、しっかり時間をかけて行いましょう。
肉離れの対処法
肉離れの重症度によって対処法は変わってきます。
内出血をしている場合
内出血をしていたら、まずはアイシングを一番にしてください。局部を冷やすことで血行の流れを悪くさせ、内出血を最小限に抑えることができます。また患部を麻痺させることができるので、精神的な負担が減ります。ただここで注意してもらいたいのは、長時間冷やし続けないこと。患部を必要以上に冷やすと筋肉が硬直してしまったり皮膚が凍傷になってしまう場合があります。15〜20分程度がベストです。内出血がある場合は筋肉の損傷が確実にありますので早めに接骨院や整形外科などの医療機関に行くことお勧めします。
内出血をしていない場合
内出血をしていない場合も負傷から1~2日はアイシングがおすすめです。1回で15~20分程度のアイシングをして下さい。実際は内出血があっても表面に出ていない場合や内出血が起こりにくい部位もあるので、それだけでの判断は禁物です。腱断裂など内出血を伴わない大怪我もあるからです。1日程度様子を見ても痛みや変形などの異常がある場合は念のため接骨院や整形外科などの医療機関で診てもらうことをお勧めします。
完全に断裂した場合は手術を受ける
部分的に切れたのであれば自力で治すこともできますが、完全に断裂した場合は手術の適用が一般的です。部分的に切れているのか、完全に切れているのか早期に判断するためにも接骨院や整形外科などの医療機関の受診をおすすめします。
早く治したいのであれば接骨院を受診しよう
肉離れは一度起こしてしまうと再発しやすい怪我です。4~8週間の安静で良くなるものもありますが、適切な治療を施していないと違和感が残ったり再発しやすくなったりしてしまいます。少しでも早く、良く治したい方は、接骨院を受診することをおすすめします。EIR接骨院は働いているスタッフ全員が柔道整復師の資格を持ち、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の治療を行うことができます。スポーツ現場で多くの経験を持つため外傷を得意としています。肉離れなど筋肉の損傷で来院される患者さんも多くいらっしゃいます。スポーツ分野で培った治療技術を接骨院にも応用し、日常生活において起きてしまった痛みや辛さの治療にも役立てています。怪我をされた方や体の痛みに悩まされている方はぜひ一度ご来店ください。